淡路島の民話20

皆さんこんにちは。
日曜日ブログ担当の長尾です。
今回、20回目のお話は鎌倉時代が舞台になった民話です。
それでは先ずお話をどうぞ。

九本足の馬
(旧三原町の民話)

九本足の馬.JPG

「うはー」馬屋の戸を開けたとたん、権兵衛さんはビックリ仰天。腰を抜かして目をパチクリさせています。
その声を聞きつけ、おかみさんが慌てて飛んでくると、小屋の中では今生まれたばかりの子馬がヨロヨロと立ち上がろうとしていますが、何とまあ小さなヒョロッとした足が九本も絡み合っています。
 その噂が村から村へと流れ、淡路国分寺に九本足の馬が生まれたと大騒ぎ。
とうとう鎌倉の、鯆公の耳にまでこの噂が伝わりました。
「何?本当か。何かのデマに違いないが、私の前まで連れてこい」殿の命令で使いが淡路に飛んできました。
領主の垰鎧広(ヨコヤマトキヒロ)は、九本足の馬を引き連れ鎌倉に上ります。
金の轡に絹の帯、真っ赤な手綱にシャンシャンと鈴を響かせて物々しいお供と共に馬は進んでいきました。
九本足のもつれる様を道中皆が見とれています。
やがて、鎌倉豌八幡宮に到着し、そこで馬に見入った鯆公は満足顔で「あっぱれ、たいしたやつじゃ」と申されました。
馬は鎌倉に引き取られ、ゆうゆうと余生を過ごしました。
九本足の馬の足跡は“馬蹄石”と呼ばれ、今も淡路国分寺の境内に残されています。

いかがでしたでしょうか。
大人になったこの馬はさぞかし、走るのが速かったんでしょうね。
それとも、足がもつれて走れなかったかな?

それでは又次週のブログでお目にかかりましょう。
See you on next blog! Bye-Bye!!