淡路島の民話22

皆さんこんにちは。日曜日ブログ担当の長尾です。
今回ご紹介するのは「狐の恩返し」というお話です。
まずはお話をどうぞ。

狐の恩返し

狐の恩返し
(旧南淡町の民話)

「明日一日私の子供をかくまって下さい。お殿様がこの裏山で狩りをなさるんです」
夢枕に現れた母狐の熱心な頼みをお百姓さんは聞いてあげることにしました。
「ありがとうございます。」
夢でも見たのかなと首をかしげながらお百姓さんは眠ってしまいました。
やがてとをたたく音に目を覚まして見ると、二匹の子狐を連れた昨夜の母狐がやってきました。
裏の物置に隠して身を潜めていると、すぐに狩りが始まりました。
子狐の様子に心を配り、外の気配を伺いながらやっと無事に日が暮れて、母狐は喜んで山に帰っていきました。
暫く経ったある日、山で木を切っていたお百姓さんは間違って蛇の首を切り落としてしまいました。蛇の首を探しましたが見つからないまま、薄気味悪く思いながらもそのまま家に帰ったその夜のことです。
先日の母狐がまた枕元に立って「首を切られた蛇が敵討ちをしようと分所の水瓶に隠れて待っています。瓶の水を飲んではいけません。田んぼの横のくぼみを掘ったら綺麗な水が湧いてきます。」
と教えてくれました。
夢に見た狐の言葉通りお百姓さんは命拾いし、綺麗な湧き水で田んぼも潤いました。
「あなたは今時珍しい心の優しい人です。本当に有り難うございました。」と、母狐は御礼を言いながら、山に帰っていきました。


人間に限らず、何かを助けると良いことがありますよというお話でした。
悪いことは悪いことで自分に跳ね返ってきます。
皆さんもご注意を。
それではまた次回のブログでお目にかかりましょう。
See you on next blog! Bye-Bye!!