淡路島の民話24

皆さんこんにちは。日曜日ブログ担当の長尾です。
先週掲載出来ませんでしたので、今週2回目の掲載となります。
住みません m(_ _)m

と言うことで24話目の淡路島の民話ですが、今回は「細川のおやっさん」という漁師のおじさんの話です。

細川のおやっさん.JPG

細川のおやっさん
(旧北淡町の民話)

「ようこそ、お泊まりはこちらへ。お湯になさいますか、それともお食事を先に・・・」
「うーん、先ずひとっ風呂浴びてそれから一杯きゅ〜っといこか」
新村の金比羅さんのお祭りで魚を売り尽くし、ほくほく顔での帰り道。
かべっとの坂から見える賑やかな明かりに誘われて、ふらふらと温泉宿までやってきた漁師さん。
綺麗な仲居さんに声を掛けられ有頂天になって、手ぬぐいを頭に湯殿の戸を開けると、湯の香りが漂い、脇には徳利も並んでいます。
きゅ〜っと一杯ひっかけて、ざぶんと湯船に飛び込んで飲めや歌えや上機嫌。
「さても見事な淡路島
 浮いた島なら流れもするが
 根から生えたか流りゃせん、こりゃ。」と、とうとう、ふらふらと踊り出しました。
あんまりはしゃぎすぎて、頭をごつんとぶつけて、
「おっ、痛い。ぶるぶる寒くなってきたぞ」と、そのときピシャリと平手が飛んできました。
お百姓さんは「てめえ、何を寝ぼけて肥だめにいるんだ」
それでも漁師さんは「まあ、まあ、一杯やれや」と上機嫌。
お百姓さんは「細川のおやっさんにやられたな、引きずりあげて頭から水を掛けろ。臭い、臭い。」と、もうてんやわんやの大騒ぎです。
遠くでこれを覗いていた細川のおやっさん狸、ぺろりと舌を出して「一寸、悪戯が過ぎたかな」と言いながら、山に帰っていきました。

というお話でした。
いくら気分が良くても狸や狐にはバカされることの無いように、気を引き締めときなさいという教えですかね。
私も気をつけます。

それでは又、次回のブログでお目にかかりましょう。
See you on next blog!
Bye-Bye!!