淡路島の民話7

皆さんこんにちは。
日曜日ブログ担当の長尾です。
今回は淡路島の民話7回目で「しょうじょうばえ」というお話です。
妖怪の猩猩と漁師さんのやりとりがおもしろいです。
それではどうぞ。

しょうじょうばえ

しょうじょうばえ
(旧南淡町の民話)

「もしもし」「もしもし」漁師さんが呼びかける声に振り向くと、海の上にだらりと長い手を垂らした大きな生き物が太短い足でぬっと立ち上がって手招きしています。
漁師さんはビックリして声も出ません。
「ちょっと酒をわけてくれないか」
「酒なんか持ってないよ。かみさんが飲ませてくれないんだ。だめだ、だめだ。」
「お金ならいくらでもあげるから」
根負けした漁師さんは家に帰って酒を持って帰り、波打ち際の酒の入った樽を置いてやると、「うぃー、うまい、うまい」とあっという間に酒を飲み干し、しょうじょうはさっと波の間に姿を消そうとしました。
「待て待て、お金を払えよ。今日は一匹も魚が釣れなかったから、その上お酒のお金をもらわずに帰ったら家から追い出されてしまう。」
するとしょうじょうは「帰って恵比須様の神棚を見てみろよ」と言って波の間に消えてしまいました。
「これはだまされたにちがいない・・・」と漁師さんは慌てて家に帰り、神棚を見てみると、しょうじょうの言ったとおりに神棚にお金が置いてありました。
そのお金は使っても使っても減らなかったといいます。
いつからか漁師さんがお酒を持っていった大岩を「しょうじょうばえ」と呼ぶようになりました。

いかがでしたでしょうか?
いくら使っても減らないお金なんて欲しいものですよね。
誰か猩猩を紹介して下さい。(笑)

次回は「タコ石」という」村人と巨大蛸入道とのお話です。

それでは時価小野ブログでお目にかかりましょう。
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